BIG BOOKの製本サービスについて

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BIG BOOKの製本サービスについて

BIG BOOKは、その圧倒的なサイズ感そのものが強い存在感を放ち、見る人に強烈な印象を与える特別な書籍です。展示会や教育現場、プレゼンテーションなどで活用されることも多く、単なる印刷物を超えて「空間を演出する作品」としての役割を担います。そのため、通常の書籍以上に高い精度と堅牢性、そして美しい仕上がりが求められます。

当社では、美術印刷で培ったノウハウと高度な製本技術を活かし、大判サイズでも歪みやズレのない印刷と、繰り返しの使用に耐えられる強度を両立させています。細部まで鮮明に再現できる高精細印刷と、職人による手作業を中心とした上製本仕上げにより、迫力と品質を兼ね備えた一冊を実現します。

さらに、用途やコンセプトに合わせて、用紙の選択や表紙の仕上げ、函やケースの製作など細部までカスタマイズが可能です。作品性を際立たせ、長期保存にも耐える仕様でご提案いたします。

BIG BOOKの製作は、精度・耐久性・デザイン性のすべてを高いレベルで求められる領域です。当社はその一冊を、空間や場面を象徴する「特別な存在」として仕上げます。

BIG BOOKの特徴

BIG BOOKは、そのスケールそのものが強いメッセージ性を持つ特別な作品です。大きなサイズゆえに視認性やインパクトは抜群ですが、その分、製本の精度や耐久性、開いたときのフラット性など、通常の本以上に繊細な配慮が求められます。

当社では、美術印刷で培った高精度な印刷技術と確かな製本ノウハウを活かし、大判サイズでも歪みやズレのない美しい仕上がりを実現します。厚みのある用紙や重量のある構成にも対応し、長期間の使用に耐える堅牢な製本強度を確保しています。

また、イベント展示用・教育用・プレゼン用途など、目的に応じて仕様の調整も可能です。用紙選びから綴じ方、表紙の仕上げまで、作品のコンセプトに合わせたご提案を行います。

BIG BOOKの印刷について

BIG BOOKは、通常の冊子と比べて一枚の印刷面が圧倒的に大きいため、細部の描写まで視認されやすいという特徴があります。そのため、わずかな色のムラや解像度の不足が作品全体の印象を大きく左右してしまいます。高精細かつ安定した印刷技術が求められるのは、この分野ならではの難しさです。

当社では、物質の素材感や人物の肌の微妙な質感、布や木材の繊維の細かさまで忠実に再現できるよう、解像度の高い印刷データの扱いと精緻な製版技術を徹底しています。色彩についても、広い紙面で色が均一に表現されるように濃度管理を行い、鮮やかな色から落ち着いたトーンまでバランス良く再現できるよう調整を重ねます。

また、大判ゆえに用紙の選択やインキの定着性によって仕上がりが大きく変わるため、素材ごとの最適な条件を検証しながら進めています。必要に応じて試し刷りや色校正を行い、実際の展示空間での見え方をイメージしながら仕上がりをすり合わせることも可能です。

こうした取り組みにより、BIG BOOKならではの迫力あるスケールの中でも、細部まで美しく、作品の魅力を余すことなく伝える印刷を実現しています。

BIG BOOKの製本の特徴・こだわり

BIG BOOKは、その名の通り通常の書籍を大きく超えるサイズで仕上げられるため、製本には特別な配慮が求められます。ページ数が多くなる場合も少なくなく、重量や厚みに耐えうる堅牢性が不可欠です。一般的な製本機では対応できないため、ほとんどの場合は上製本として仕立てられ、一冊一冊を熟練の職人による手作業で丁寧に綴じ上げています。

製本の際には、開いたときに歪みが生じないよう背部分の処理を工夫し、フラットに開ける仕様を追求することで、展示や閲覧の際にも快適に使える仕上がりを実現しています。また、大型書籍特有の重量に配慮し、糸かがり綴じや強度を高める補強素材を取り入れることで、長期使用や繰り返しの開閉にも耐える堅牢さを確保しています。

さらに、表紙には厚みや強度を持たせると同時に、作品の存在感を高めるための仕上げが可能です。クロス張りや箔押しなどの装丁加工を施すことで、単なる本を超えて「作品」としての価値を演出します。また、保存性にも配慮し、函や専用ケースを製作することで、輸送時や保管時にも本体をしっかりと守ることができます。

こうした工程のすべてにおいて、機械化された大量生産ではなく、職人による手作業を中心とした製本体制を整えることで、BIG BOOKならではのスケール感と耐久性を兼ね備えた一冊を実現しています。

BIG BOOKの仕様(実績例)

サイズT690×Y500
本文ページ数292頁
製本形式上製本(糸かがり綴じ)
印刷方式本文:高品質デジタル印刷(NDP)
加工表紙:箔押し/アルミ板貼り付け
用紙表紙:ユーロシルク EU-11/ロンニックGPメタル チタンブラック
題箋:キュリアスメタル ライトグレー
見返し:タント N-4
本文:サテン金藤
印刷部数60部

BIG BOOKの製作の流れ

当社のBIG BOOK製本サービスは、企画から印刷・製本までを一貫してサポートします。まずは作品のコンセプトや用途(展示・教育・プレゼンテーションなど)を丁寧にヒアリングし、企画・編集・デザインを行います。大判サイズに適したレイアウトや視認性を考慮し、ページ構成や文字要素の配置を固めていきます。必要に応じて、図版や写真の撮影・スキャンも承り、データの準備を行います。

製版段階では、専門オペレーターによる高精度な画像補正とプリンティングディレクターの色管理により、大判でも色ムラやズレのない安定した再現性を実現します。試し刷りや色校正を通して仕上がりを確認いただき、素材感や迫力を忠実に再現できるよう調整を重ねます。

印刷はデジタル印刷とオフセット印刷の両方式に対応。大判用に最適化された用紙・インキの組み合わせを選定し、鮮明な発色と耐久性を確保します。ご要望に応じて通紙テストや色再現確認も可能です。

製本はBIG BOOKにおいて最も重要な工程のひとつです。通常の製本機では対応できないため、一冊ごとに職人の手作業で仕立てます。堅牢な上製本を基本としつつ、フラットに開ける仕様や重量を考慮した補強を行い、展示や長期使用にも耐える強度を確保します。さらに、クロス張りや箔押し、函や専用ケースの製作など、用途や演出効果に応じた仕上げも承ります。

こうした工程を経て完成するBIG BOOKは、単なる大型書籍ではなく、空間そのものを演出する存在感のある一冊として仕上がります。

サービス内容

企画/編集/デザイン

製版(画像レタッチ)

製本/加工

サンプル資料

NDPを分かりやすく説明したパンフレットと用紙別のサンプルをお手元にお届けします。ぜひ、実際にサンプルを手に取っていただき、NDPの印刷品質をお確かめください。

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